かそ限界集落

東方と久川姉妹 永遠に更新未定

ぼっち・ざ・ろっく! アルバム 結束バンド 感想など(前半)

全曲聴いて歌詞見たら色々考えてしまったのでアニメとも絡めつつ感想や歌詞に対しての妄想を書いていく

各曲前半感想後半妄想って流れで書きます

何もかも書こうと思って書いたら2万字を越えたので分割。まだ書き足りないけど。前半戦は青春コンプレックスからあのバンドまで

ほとんど妄想なので注意

     

1. 青春コンプレックス

1~7、9~11話OP曲。最終回まではこの曲が一番好きだったけど今は忘れてやらないと激戦中。というか殿堂入りしそうなので好きという概念を超越するかも。歌詞が思いっきり暗いの大好き。この曲はドラム譜面3ミリくらい叩けるようになってきたんだけど本当に難しい。そもそもテンポ速いし。「猫背のまま」あたりのバスドラム8回からのスネア16分がお気に入り。早すぎてマジで叩けん。2番の「誰にも言わない筈だった が 歪な線が闇夜を走った」が理解不能すぎるけど考えたら負けだろうか

OP映像がかなり良い。後半4人そろって演奏しているシーンが描かれない理由はぼっちだけまだ心を開ききれていない、まだ結束バンドの一員として本当にいていいのか迷っているといった理由を考えていたけど某氏から聞いた3人の演奏技術が追い付いていないから同じステージに立てない(的な話だったはず)ってのがけっこうありだと思った。逆にOPが流れない8話と12話、特に12話はみんな同じステージに到達したから全員で演奏している。そういったことの表現だとしたらかなり深いな…

青春コンプレックスは完全にひとり目線だと思う。「暗く狭い」場所で「どうしようもなく愛を欲してた」ひとりにとっての「空が割れる日」が第1話。1番は「どうしよう!」で2番が「どうしよう?」なのは…なんだ?1番は「痛みの先へ」「大暴走獰猛な鼓動を」痛いけど暴走しちゃってるしもう知らんやけだ!って感じのエクスクラメーションマークで2番は「嘆きのフォルテ」「超奔放凶暴な本性を」だからそんな本性が嘆かわしいよどうしよう?助けて…的なノリだろうか。2番のサビではカルテット=4重奏なので4人で「革命を成し遂げたい」という思いが明確に表れている。この4人でやりたいという決意って5話で初めて聞けるけどこの曲ができたのはいつなんだろうか

「猫背のまま 虎になりたいから」は作中で何回も現れていてライブシーンのたびに猫背のままめちゃくちゃうまいギターを披露するぼっちを如実に表現している。本人の願望でもあるのか。これに影響を受けたのが喜多ちゃんで12話のぼっちを支えるためのシーンでちょっと俯いていたのはそういう理由だという解釈があるらしい。納得できる

1番は「痛みの先へ どうしよう!」でラストは「痛みの先へ さあ行こう!」なのは純粋にぼっちの成長?前向きな思考を少しできるようになったんだろうと普通に解釈しておく

全体的に叫びや嘆きを感じる曲。ぼっちが抱いているものを一番わかりやすく出しているのがこの曲なんだろうなと思う

いやほんとこの曲最強。叩けるようになりたい

というかぼっちの憎き「青春コンプレックス」を曲名にしてるってことは少なくともネタにできるくらいには青春コンプレックスと和解したということだろうか。ということはこの曲が作られたのは終盤…というか最後?

2. ひとりぼっち東京

正直一番立ち位置が分からない。OPシングルの曲。分からないからと言って嫌いとかではなく名曲なのは違いない。これもぼっち要素しかない曲だと思う。ひとりだけ神奈川から東京に通っているぼっちの心境を前面に出した曲。揚げたてのポテトはラッキーはマジでそうですね。ずっと物悲しい曲調なのが青春コンプレックスと対の雰囲気を感じさせる

「いくよ?せーの!」郁代?せーの!…はないか

「あのさ!なあに? 言えない夢ばかりだ けど、いつか聞いてね きっと君になら」はぼっち目線でも全然通じるけど後になると虹夏ちゃんの言葉にも受け取れる。5話のぼっちちゃんにはまだ秘密だよのシーン

「ひとりじゃない」「誰もがひとりぼっち東京」東京に通う日々を続けてバンドをやっていてぼっちが出した答え。1曲目と合わせて単純に成長したと考えれればよさそうか。それはそうと東京は優しくない街だと思う(偏見)

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歌詞カードに出てくる4色の円。4人の繋がり(=結束度)を示していると思われる。上はひとりぼっち東京歌詞カード右端の状態。全員距離があるので恐らく初期状態で虹夏ちゃんとリョウさんもバンド組む前?

3. Distortion!!

1~3話ED曲。聞けなくなるの早すぎて最初あまり印象に残らなかった。14曲の中で聞いてると一番落ち着く。ED映像の絵が可愛い。ジミヘンは結束バンドのメンバーらしい。喜多ちゃんが最後「振り切るよ」に合わせて動いてるのが好き。韻の踏み方が上手すぎると思う。ぼっちの語彙力神では?

ED曲だと唯一の喜多ちゃん歌唱曲なので喜多ちゃんメインなのかもしれないが言うほどなくね?喜多ちゃん限定というよりは4人全員の要素があると取れる。1番Aメロは虹夏ちゃん、サビは喜多ちゃん、2番Aメロはリョウさんかなあ。全体的にぼっち目線ではある。というかED映像だと喜多ちゃんの出番一番短いし1~3話ってあまり出てこないし…。まあ結束バンドでは珍しい明るい曲調の曲なので喜多ちゃんらしさはあると思う

1番Aメロ。「ペダル」「スネア」とドラム関連語が出てくるので虹夏ちゃんパートかな。2回「孤独」が出てくるけどED映像見ると各々苦戦していた頃の描写があるのでその時に感じた孤独ってことだろうか。なんにせよ「確かな鼓動になる」ドラムはバンドの心臓部ということで鼓動になるということは虹夏ちゃんが成長したってことか

「誰か心のノイズをとって~期待してしまう そんな夜」無理だと分かっていても期待してしまう心境が物凄くぼっちらしい。でもこれはぼっちに限らずみんな期待していることでもあるのではないか

「命題も声帯で振るわせられるさ そうだろう」直面した命題も歌でなんとかするさ的な感じ。喜多ちゃんの意思だと思う。「ディスコード いつもそう 交わらないその心をつなぎたい 端っこでも」ディスコード=不協和音。不協和音で交わらなくても心をつなぎたい。声帯で。端っこでもは自分が脇役だとしてもというニュアンスだろうか。大げさだけど自己犠牲を厭わない的な感じ?喜多ちゃんの意思は結構強いかも

「投げつけられた言葉が いつまでもなんだか消えないまま」リョウさん目線で勝手に考えると前のバンドをやめるときに投げつけられた言葉が消えないまま残っている。それに「追いかけられて 止まれば飲み込まれそうで 必死で走って また夜を待つんだ」とにかく夜になるまで逃げれば「夕暮れの影みたい」な言葉は闇に溶けて消える。このバンドの曲やたら夜を好いてるんですよね。夜が好きというよりは朝を拒んでいるの方が正しいか

「星灯りのように光出せ わたしだけの音」ここでは星になってほしいのは自分ではなく音。わたしだけの音って後に…

「指先が硬くなるたび この意思も固くなるの」ギターの話を直前でしているのでぼっちと喜多ちゃん目線。やればやるほどバンドへの意識の高まりが強くなってるのかな

「制限も経験で塗り替えられるさ」これもぼっちと喜多ちゃんかな。2人のギターの実力に差はあれどそれぞれが当たる制限を経験で乗り越えてしまえばいい。慣れればいける

「日々の憂いにディストーション」日々の憂いにねじれが。憂鬱が解消されていっている?ここ韻踏みパートだから歌詞の意味考えなくていい気がしてきた

distortionって歪みとかって意味らしい。ひとりぼっち東京に「ギターの音が 歪んでるのは」というフレーズがあってdistortion!!もギターが出てくるしやたらギター関連の話が多いのでひとりぼっち東京からバトンを受け取った曲かもしれない(順番的にも)

今更だけどラス前の「君の方へと」の「方へと」は裏で言ってたのか。ここに限らないけどコーラスしてるのって常にリョウさんなのかな?喜多ちゃんか?

4. ひみつ基地

アニメ見披露曲2曲目。アルバム初登場曲その1。個人的な印象は裏・Distortion!!もしくはDistortionは歌詞は暗いのでそっちが裏・ひみつ基地。引き続き明るい曲で聴いていて清々しい気分になれる

歌詞に暗い面があるわけじゃないけど「スキューバダイビングみたい」からはどうしたんだってくらい歌詞が前向き。もしかして喜多ちゃんが作詞した?

「今日という日を また無駄にしよう」前向きにこんなこと言えるのはぼっちが変わり始めた証拠かな。後でこのフレーズが活きてくる

「秘密基地」の一つの解釈はもちろん結束バンド。「秘密基地 誰も知らない」「自由意志」「無限大」「想像パレード」結成したばかりの結束バンドは当然知名度が無いけどその代わりこれからどのようにもなれる。そんな言葉が詰まっている

「つまんないって言われても~あるからいいんだよ」前3行を見ればそれに当てはまりそうなのは喜多ちゃんくらい。ただ喜多ちゃんが「あの場所があるからいいんだよ」って言えるほどバンド以外のものを疎かにできる段階に入っているかどうか。アニメ前半時点だと断定が難しい。原作5巻とかきらら2023年2月号掲載話だと勉学をだいぶ疎かにしている描写があるのでバンドにかなり傾倒していることが分かる。一方リョウさんはどうか。前のバンドをやめた理由とか結束バンドへの思いを考えると個々のフレーズにかなり当てはまるのではないか。もちろんぼっちにも合うが

「まっすぐな 色ばかりだな」他のメンバーの色を見て感じたということなら全員に当てはまりそうな歌詞。次の「眩しいくらいでちょうどいい」を見るにぼっちの台詞っぽい。「眩しい」はかなりキーワードだね

「つくっちゃえばいいんだ全部 大好きなモノで埋めちゃえ」結束バンドを作ったのは虹夏ちゃん。(自分の夢をかなえるためには)「作っちゃえばいいんだ全部」メンバーも自分の好きで埋めてる

「わたしだけの 宝物だ 目が覚めても 出会える場所」ぼっちにとっては次の日になっても変わらずに出会える人たちがいる宝物のような場所。虹夏ちゃんにとっては夢の中じゃなくても大切な人たちに会うことができる宝物のような場所

曲題は「ひみつ基地」で歌詞中だとすべて「秘密基地」なのは何故か。2種類の秘密基地?誰にとって?ごめんこれマジで分からん。ぼっちにとっての秘密基地は押し入れと結束バンドの2つか

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ぼっち以外の3人の距離が縮まる。1話より前で結束バンドが結成された時?

5. ギターと孤独と蒼い惑星

5・8話劇中歌。ひみつ基地から少し始まっていたがここから治安悪いゾーン。この曲ほんと好き。ただひたすらに機嫌悪くて態度悪くてうるさくて暗くて無力を嘆いて叫んでいるかっこよすぎる曲。これも多少ドラム練習してみてるけど難しすぎて草。草ではない。「聞いて 聴けよ」はありがちな表現かもしれないけど震える。好き。ただひたすらに不満をぶちまけている歌詞がとても気持ちいい

設定的にはぼっちの初めて書いた曲。それもあってか他のメンバー要素がほぼない…と思う

「眩しい 眩しい そんなに光るなよ」世界への不満なんだろうけど他メンバーへの感情も含まれているかもしれない。特に喜多ちゃん。それが悪いとかではなくどちらかというと憧れもありそう

「うるさいんだって 心臓」後で爆発する

あまり書いてないんだけど全部がぼっちの叫びだから特別取り上げる箇所も少ない。純粋に分かりやすく治安が悪い様を楽しめばいいだけ。何者にもなれないけど

「音楽にとっちゃ ココが地球だな」は本当にわからん

公式動画だとやたら教室内を見せる映像だけど学校要素少ない…。日常への不満をぶつけた曲で日常に学校生活も含まれてるからそこまで変ではないか

6. ラブソングが歌えない

アルバムが初出の曲その2。3、4小節目のバスドラムが本当に最高。ラブソングが歌えないとはいえラブソングなのかと思ったらそんな訳なくて非常に治安が悪くて神。8話の3曲目これだと思う。サビで3回叫ぶところ(「ずっと ずっと ずっと」とか)が好きすぎる。声に出したくなる

これ単純に恋愛なんてしたことないし一生することはないだろうって思ってるぼっちがコンプレックスを発動させて書いただけでは?…で済ませてもいいと思う。「恋が 愛が なんだ 答えを頂戴」から数行の歌詞を見るに理解を諦めているし拒否しているし…

「シュラバすら起きない 私だけの秘密基地で」秘密基地再登場。結束バンドの平和さを表現?原作だとあまり痴情のもつれなさそうだし(喜多→山田、虹夏→ぼっち、山田→虹夏、ぼっち→他のいずれも重い気はするけど)。どっちにしろぼっちはあまり気づいていないと考えればとりあえず

そもそもこれぼっちが書いた?曲名が「歌えない」なんだから喜多ちゃん説は?別に歌わない人が歌うことを詩に載せるのはなんの問題もないからぼっちが書いていても全く違和感はないけど。ぼっちよりよっぽど愛も恋も知ってそうな喜多ちゃんがいざラブソングを歌おうとしたら実は全然理解していないことに気づいてキレて叫んでるって考えるのもあり…あるか?そういう体でぼっちが書いてるなら天才ですはい

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3人の距離がさらに縮む一方でボッチと3人の距離も少し縮んだ。4人でスタート後ぼっちだけまだ心を開ききれていない的な感じ?というよりはあらゆるものに馴染めていないのかも

7. あのバンド

6話路上ライブ曲&8話劇中歌。掴みづらい曲調と極まった治安の悪さがいかにも結束バンドの曲らしくて好き

公式動画やジャケット絵がリョウさんだし歌詞からもリョウさんメインの曲だと思える箇所が多い。「あのバンド」はリョウさんが前に所属していたバンドこと?4話で語っていたように個性をなくしたから死んだも同然なあのバンドの曲は「笑い声に聞こえる」し「つんざく踏切の音みたい」に感じている。「誰かにはギプスで」売れ筋の曲を作るようになったわけだからそりゃ誰かというか大衆受けはするだろう。だから「わたし(だけが)間違いばかりみたい」に思ってしまう

サビのリョウさんの心境は虹夏に誘われる前のものともとれるし結束バンド結成後のものともとれる。「わたしが放つ音以外」は文字通り自分だけのものだったけど結束バンドにいる今では音=結束バンドの音な気がする。そのくらい結束バンドにかけていると思える。「暗闇に差す後光」「確かに刻む鼓動」「身を揺らす心臓」は他のメンバーのことを示している?

「背中を押すなよ」は自分を「あのバンド」から追い出そうとするなよ(前の路線に戻りたい)とかかな。列車に乗ってしまったらもう引き返せないから。結局「乗客は私一人だけ」で「あのバンド」とは離れてしまった

例によってぼっちサイドの解釈も可能。基本リョウさん視点で考えられるのと同じようなものだけど。「悲しい歌に救われていたんだけど」青春コンプレックスで「悲しい歌ほど好きだった」とあるのでぼっち要素かなと。というかリョウさんとぼっちは似てるところ相対的に多いしな。「足跡残すまで」「孤独の称号」「孤高の衝動」は2人の結束バンド加入以前の心境かな

踏切要素この曲だけなんだけど後で別の曲がイラストだけ要素あるからそれと関連…あるか?

 

前半は以上。後半の方が長いですがよければ見てください!